SSH 2026.10.28

「ASEP JHS物理」 と 「ASEP JHS顕微鏡」 を実施しました!

10月18日(日)本校にて、午前は「ASEP JHS物理」を、午後は「ASEP JHS顕微鏡」を実施しました。

 

「ASEP JHS」は、Advanced Science Educational Program for Junior Highschool Studentsの略称で、本校主催の中学1・2年生を対象とした先進的な科学教育プログラムです。

 

午前に行った「ASEP JHS物理」では、波の分野の「気柱の共鳴」の実験に取り組みました。

 

実験の前に、低周波発振器を使って何Hzまで聴こえるかという耳年齢チェックをやったり、音叉の周波数をわずかにずらして生じたうなりを実際に聞いたりして、音速や周波数、共鳴といった音波の基本的な性質を確認しました。

 

実験では、気柱共鳴装置の水溜めを慎重に上下させながら、第一共鳴点と第二共鳴点を測定しました。水溜めで管内の水位を変化させる仕組みや、共鳴点で音量が大きくなることに驚きつつも、協力して素早く測定ができていました。測定値の差から波長を求め、さらに温度を考慮した音速も計算し、それらから音叉の周波数を導きました。実験から導かれた音叉の周波数と元々の規格周波数との誤差や、開口端補正の程度について考察もしました。

 

実験の後には、簡単ではありましたが、家でも楽しめる共鳴現象としてグラスハープを体験しました。

 

午後に行った「ASEP JHS顕微鏡」では、双眼実体顕微鏡と走査型電子顕微鏡(SEM)を用いた観察実習に取り組みました。

 

双眼実体顕微鏡で観察する試料は、実際に本校の正門付近の溜池や花壇で、生徒たちに好きなものを採取してもらいました。どんぐりやコガネムシなどを観察して、肉眼で見たときには気が付けない形状や色、生物のつくりについて確認することができました。お互いの試料を交換し合うことで、コミュニケーションを築く良い機会にもなりました。

 

走査型電子顕微鏡で観察する試料は、作成に時間を要するため本校の教諭が用意しましたが、それでも中学校ではあまり見たことのない顕微鏡ということもあり、試料の金属コーティングや装置の立ち上げの真空引きにも興味津々な様子でした。星の砂や珪藻土、炭などを観察しましたが、電子顕微鏡のモニターを眺めながら、それぞれの試料の特徴について気が付いたことを議論しました。最後には、お気に入りのSEM画像も撮影しました。

 

今回のプログラムを通じて、教科書だけでは得られない科学のリアルな面白さと奥深さを少しでも感じてもらえていたら、担当として大変嬉しく思います。自ら手を動かし、観察し、議論を交わしたこの経験が、今後の科学への探究心をさらに大きく育てるきっかけとなることを期待しています。参加してくれた皆さん、ありがとうございました。

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