SSH 2025.10.08

SSHインドサイエンス研修2

SSHインドサイエンス研修2

10月7日(火)
インドの連携校であるBlue Bells School international のみなさんとアグラ地区を散策しました。
ガイドさんもついてくれて、いろいろと説明をしていただきました。

インドでは石材建築が昔から行われており、遺跡としても残っています。その理由として、大理石の調達ができたからなのだそうです。面白いのは、白い大理石に違う石材を組み合わせることです。今回は赤っぽい岩石との組合せを紹介していただきました。これは砂岩なのだそうです。砂岩はその名前の通り砂が押し固められて岩石となったものです。他の岩石に比べて加工しやすく、大理石と組合せた幾何学模様を作るのにちょうどよいのだそうです。
大理石のでき方をたどっていくと海底に生物の死骸が積もるところに行き着きます。砂岩のでき方も海底に砂が積もっていくところに行き着きます。サイエンスと歴史が融合したような学びをすることができました。

また、植生についても調べました。ガジュマルや菩提樹を始め、日本で見るようなものからインドでしか見ないであろう固有種のようなものまで、様々な植物を観察できました。見慣れない花もあって種を特定できていないものもありますが、写真などから後で分析したいと思います。

さらに水質検査も行いました。トイレの水道水は安全なのかというちょっとした疑問を解決するため、公衆トイレの水道水を調べています。ニオイも見た目も厳しいトイレもあれば、すごくきれいで清潔感のあるトイレもあります。ビオトープようになっているところはどうか、水たまりはどうか、レストランで出てくる水は…。次々と生まれる疑問に向き合っています。

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