SSHハワイサイエンス研修3
SSHハワイサイエンス研修を実施しました(3日目)
9/16(火)
晴天と急な雨を繰り返すハワイ島特有の天気でした。多い日だと10回ほど急な雨が降るそうです。
朝はリチャードソン・オーシャンパークへ。ここの砂浜の色は黒です。なぜ黒いのか?調査してみると緑色の鉱物「カンラン石」をいくつも発見することができました。砂浜も溶岩からできていたようです。昨日のツアーの成果が早速出ました。タイチョーから「実際に触って、観て、感じる事を大切にしてほしい」と何度も話がありました。引き続き現地でしか味わえない体験をしていこうと思います。
昼食はもうすぐ創業120年になるスイサンフィッシュマーケットで「ポキ(日本でいうマグロの漬け丼)」の作り方を教わりました。特別に企業秘密の味付けも話してくださいました。なんと、どの家庭にもあるあの液体です。海外では中トロや大トロといった部位は食べないそうです。食文化の違いも学ぶことができました。
午後はワイアケア高校と交流でした。緊張しながら到着すると温かく出迎えてくださり不安はすぐに無くなりました。日本語の授業を選択している学生と日本語、英語両方を使いながら自己紹介をしました。続いては技術の先生からの講義(もちろんAll English)。ワイアケア高校では、6m四方の家を解体しまた建てて建築の基礎を学んでいきます。大工を目指す人だけでなく、設計を目指す人も経験しないといい設計はできないという考えからだそうです。最後に物理の授業へ参加しました。ここでは「ロケットの基礎」がテーマで簡単な模型を作り、いかに正確に飛ばすかを競うものでした。質量、大きさ、打上角度、発射の強さを試行錯誤しましたが教員含め誰も的には当たりませんでした。ロケット以外にも様々なものを作成しながら物理を学んでいました。ワイアケア高校も「体験」を重視して学んでいることをがわかりました。
次にハワイ大学へ行きキャンパスを見学してきました。広大なキャンパス、学生寮等を見学しました。説明を受けるたびに魅了されていき最後の質問タイムでは時間オーバーするほどでした。気持ちは海外大学へまっしぐらです。
写真の白シャツ生徒はティアラさんです。ワイアケア高校生を案内してくれました。仲良くなり、一緒にハワイ大学も見学しました。
今日こそは天体観測!ワイアケア高校の元教員の方も駆けつけてくださりました。天体望遠鏡を設置したところでまた天気が急変し雨。もう雲の上へ行くしかないようです。
ということで明日はハワイ島での最重要プログラム「マウナケアで天体観測」です。体調を万全にして行ってまいります。