校長メッセージ 終業式
おはようございます、校長の関田です。1学期の3ヵ月間、皆さんお疲れさまでした。
さて、終業式に当たって、このあと皆さんに通知される成績についてお話しします。
まず1年生にとっては、高校での最初の成績通知表ということになりますが、ショックを受ける生徒が多いと思います。こんなに低い成績、見たことない!と思うかも知れません。そりゃそうでしょ。北高に入学して来た皆さんは、中学校では平均より高い成績だったと思います。でも、そういう生徒ばかり入学して来た北高での成績は、平均のレベルが高いですから。一方で、中学校の時より高い成績の生徒も少なからずいるはずです。
ここからは全員に向けてお話しします。私は、各学期末に通知される成績を「過去の学習の結果」としてだけではなく、「現在の到達点」として捉えています。現時点で皆さんがどういう地点にいるのか、目指している姿に向かってどれだけ進むことができたかを示す到達点です。言い換えれば、通知表の成績は、今、自分は何ができるようになっていて、何が足りないのかを、皆さん自身が他者からの評価によって知るためのものです。
そして、それを知ることによって、これから自分はどういう学習をしていけばいいのか、自分にはこの先どういう取組が必要なのか、それを考えてトライして貰うための「未来への指標」でもあります。皆さんの成績が、例えばもし自分が期待していたより良くない成績だったならば、それをきちんと受け止めて、これからの学習の改善につなげましょう。それができるのは、原因とプロセスと結果の全てを把握している、あなた自身だけです。
成績通知表は、そうやって「過去」を振り返り、「現在」の己を知り、「未来」に向かって自分自身を磨き高めていくための資料です。9月1日からの2学期では、皆さんがお互いに磨き合って高め合っていくこと、つまり「切磋琢磨」していくことを期待しています。
その前に、明日から長い夏休みが始まります。そんな長期休業の中で、もし静かに我が身をかえりみる時間と機会があれば、2学期の自分の生活や学習をどうプロデュースしようか、考えてみることをお勧めします。今日渡される通知表を活用して、1学期での自分自身の取組を振り返ってみて、4月からの約3ヵ月で何ができて、何ができなかったのか、なぜできなかったのか、どうすればできるようになるのか、我が身をかえりみて考えてみるといいと思います。「どうすればできるようになるのか」は、すぐに答えは出ないかも知れません。担任の先生や教科担当の先生に相談してみることも必要かも知れません。いずれにせよ自分なりに考えた内容は、2学期の自分自身の目標として掲げましょう。目標を掲げた後は「切磋琢磨」するだけです。以上、主に1年生と2年生へのメッセージです。
3年生の皆さんは、この夏、今まで経験したことが無いくらい勉強することと思います。そんな3年生には、私が15歳の時から今なお肝に銘じ続けているこの言葉を送ります。「がんばれ青春!悔いを残すな!!」
ここまでの話の内容は本校ホームページで公開しますので、必要に応じて確認してください。帰宅してから家の人にも、「今日の校長先生の話はこうだったよ。ホームページ見てみたら?」と伝えてくれると嬉しいです。
では、9月1日に全員が元気に再会できることを楽しみにしていましょう!