「ASEP JHS 物理」を開講しました!
11月24日(日)本校物理室にて、「ASEP JHS 物理」を開講しました。
「ASEP JHS」は、Advanced Science Educational Program for Junior Highschool Studentsの略称で、本校主催の中学1・2年生対象の先進的な科学教育プログラムです。
今回は「物理」をテーマに、「斜面を転がる缶の内容物と速さとの関係を調べる」という実験に取り組みました。
斜めにした木板上で缶を転がしてその速さを測定するという、一見すると単純な実験ではありますが、傾斜角や缶の内容物(空の缶の他、水を満タンに入れた缶や水を半分だけ入れた缶、水を入れ凍らせた缶などを用意しました)を変化させることで、速さにばらつきが生じて奥深い考察が求められる実験となります。
参加した中学生の皆さんは、所属している中学校は別々ではありましたが、班内で実験条件について話し合ったり、効率を考えて役割分担をしたりと、協力して実験をすることができました。
考察では、物体が斜面を“滑る”ときと“転がる”ときの運動の考え方の違いに注目し、実験値と理論値との比較をしました。
今回のプログラムが、日頃何気なく見かける運動について「なぜだろう?」と疑問に感じるキッカケとなれば幸いです。