校長メッセージ 2023.11.24

校長補佐の新設

【校長メッセージ】校長補佐の新設

 

本校には校長を補佐してくれる生徒がいます。今年7月、生徒からの応募で4人を「校長補佐」1期生として任命し、現在も活動してくれています。実施目的は3点。1点目は、本校の教育活動の質的向上を図るため、生徒の意見や考え方を直接、聞きたい。2点目は、本校の特色ある魅力的な教育活動を情報発信するため、生徒目線での学校の特徴や情報を知りたい。3点目は、本校の教育活動に主体的に関わる生徒を増やし、様々なプロジェクトを通して生徒エージェンシーを育みたい。ということです。

9月からスタートして、これまで5回の補佐会を開きました。そこで話し合った内容は主に、授業、学校行事、ICT、SSH、部活動、自習室、学校説明会、登下校、マラソン大会など多岐にわたります。生徒たちが自ら考えた問いでは、学校の発信すべき情報や魅力とは、安全な登下校とは、部活動の在り方とは、などです。その問いに対する解を考える中で、話を聞いているうちに、頭の柔らかい生徒たちの本音や考え方が見えてきます。私にとってどれも新鮮で、大変勉強になります。

小・中学校と同じように高校でも、各教科から出される問題や課題の多くには、正解があります。しかし、ここで挙げられた問いには、正解がありません。この補佐会で生徒たちは正解のない問題に対して、最適解を見つけ出そうと頑張っています。

今回の1期生の最終目標は、校長への提言をまとめることになっています。学校に関わる全生徒、教職員、保護者、地域、行政などの多くの人たちと調和を図り、それぞれのwell-beingを目指した学校をつくっていくために、さらなるアイデアが出てくることを楽しみにしています。

以下は、4人の校長補佐1期生のコメントです。

 

1年 小山楓加さん

私は大宮北高校を私たち生徒、先生、保護者また近隣の方々にとってより良い学校にしていきたいと考えました。そこで、私に出来ることをしたいと思い校長補佐に参加しました。学校の現状や課題について話し合う中で、違う視点からの意見や斬新な意見を聞くことが出来ました。そして、課題に対しての考えを深めることが出来ました。また、全員が一生徒として話し合いをしているので、生徒だからこそ気づくことが出来る課題やそれに対する解決策も出ました。みんなで出し合った新しいアイデアは様々な視点からのものが多くあり、私自身とても勉強になりました。今後、話し合いを重ね、多角的視点での意見やアイデアで課題解決に向き合っていきたいと思います。

 

1年 高野凌志さん

僕は大宮北高校に入りさまざまな問題を見つけだし、こうすればもっと北高が良くなるのにと思い、校長補佐に参加しました。校長補佐のメンバーと意見を交わしあうことで自分では想像もつかない意見や考えが出され、その出た意見一つ一つに対して深く考えらことによって北高の問題点や改善点を見つけ出すことができました。さらに、これらの問題点だけではなく0から新しいものを作ろうとする意見もあり北高でしかできないような取り組みもできるのではないかという新たな希望も見えました。これからも話し合いを進め、たくさんのアイデアを出し北高をもっとよりよいものに変えていきたいと思います。

 

2年 岡田昊希さん

私は1、2年を通してHR委員を経験したり、そのほかにも校内のSSH行事や市のプログラムなど自分の興味のある、やりたいと思ったことに積極的に参加するようにしてきました。私が今回、校長補佐になろうと思ったのもこれらの経験からでした。私は上記のような経験で得たものを学校に還元するために今回校長補佐の仕事に挑戦しようと思いました。私は今回の校長補佐の話し合いに何回か参加してみてこの学校の良い点や課題点について改めて考え、その解決策を考えることにやりがいを感じています。この校長補佐の仕事を通して自分の今までの経験を活かしてより良い学校づくりを目指していきます。

 

2年 伊藤明伸さん

私は大宮北高校での学校生活の中でもっとこうだったら良いのに、と思うことが多く、そのことを校長先生や他の校長補佐のメンバーと話し合うことで改善したり、学校をより良くできると思い校長補佐に参加しました。

校長補佐の仲間や校長先生と学校の問題点や課題について話し合い、それをどのような解決策があるかアイデアを出し合い、そのアイデアの改善点などを話し合うことにとてもやりがいを感じています。

今、校長補佐の話し合いの中で北高の問題点や課題が数多く出たので、この課題の解決に向けたくさんのアイデアを出し学校をより良くできるように頑張りたいです。

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