校長あいさつ

校長あいさつ

この度、本校の第27代校長として着任いたしました関田晃と申します。どうぞよろしくお願いいたします。

さて、本校は各学年普通科7クラスと理数科1クラスの8クラスからなる全日制の高等学校です。普通科では、幅広い教養を身につけることを重視し、生徒たちが多様な進路を選択できるようサポートしております。また理数科では、数学や理科の専門的な教育を行い、生徒たちが理系分野での進学やキャリアを目指すための基礎を築いております。

本校は平成28年度から文部科学省によりスーパーサイエンスハイスクール(SSH)に指定されております。科学技術に関する高度な学習を提供し、理数科のみならず普通科においても、生徒たちが探究や実験を通じて創造力と問題解決能力を養うことを目指しています。

さらに今年度からは、国連の専門機関であるユネスコから「ユネスコスクール」(ASPnet=Associated Schools Network)の認定を受けました。ユネスコスクールは、ユネスコの理念や目的を学校のあらゆる面に位置づけ、生徒の※1「心の中に平和のとりでを築く」ことを目指し、ユネスコが提唱する教育理念※2『学びの4本柱』を重視しております。

創立70周年を迎えた本校では、これまでも生徒会活動や部活動を中心に長らく生徒の自主的な活動を重視してまいりました。今後は、これまで以上に主体的対話的で探究的な学習活動を推進し、生徒一人ひとりが持つ可能性を最大限に引き出し、学問のみならず、豊かな人間性の育成に努めてまいりたいと思います。また、地域社会との連携を深め、共に歩んでいくことを目指してまいりたいと思います。

皆様のご支援とご協力を賜りますよう、何卒よろしくお願い申し上げます。

令和7年4月14日

さいたま市立大宮北高等学校 校長 関田 晃

 

※1・・・・「戦争は人の心の中で生まれるものであるから、人の心の中に平和のとりでを築かなければならない。」(ユネスコ憲章前文、ユネスコスクール公式サイトより)

※2・・・・「知ることを学ぶ」「為すことを学ぶ」「人間として生きることを学ぶ」「共に生きることを学ぶ」(ユネスコスクール公式サイトより)

大宮北高校でしか得られない価値を提供するために

 

さいたま市立大宮北高等学校は昭和31年4月に開校し、創立69年目を迎えた歴史と伝統を誇る高校です。今年度9年目を迎える文部科学省指定「スーパー・サイエンス・ハイスクール」、さらに全国でも数校のみ採択される「科学技術人材育成重点校」を昨年度から継続するなど、全国の理数教育推進校として研究・開発に着実に取り組み、さいたま市の理数教育・STEAMS教育を、牽引し続けております。

 

また、本校は、

【スクール・ビジョン】

・生徒があらゆる活動で「自主・自律・創造」的に行動している姿

・教職員があらゆる場面で面倒見よく、生徒の変容を促している姿

・生徒があらゆる場所で探究的な学び、自学自習をしている姿

【スクール・ミッション】

・失敗を恐れず、何事にもチャレンジし続ける生徒の育成

・高い『志』を実現するグローバルサイエンス人材の育成

【スクール・ヴァリュー】

・市立3校でもない、他の県立・私立高校でもない、大宮北高校でしか得られない価値

・社会に貢献し、未来で生かすためのマインドセットを育む学び

・多様性、背景を理解したうえでの「問い」「深堀り」「気付き」を大切にする場

を掲げています。

 

全国に先駆けて導入した充実したICT環境、大学・研究機関等と連携した課題研究、海外の高校生との交流プロジェクト、ユニクロ制服、PBLの推進など、常にチャレンジングな活動に取り組んでいます。チャレンジは成功もあれば、失敗もつきものです。しかしながら、結果にフォーカスするのではなく、結果に至るまでの一連のプロセスを振り返り、責務を担って行動できれば、失敗も次への糧となると信じています。そして、成功が自信につながり、最高に楽しく、面白い学びのフィールドがどんどん広がっていくことでしょう。

 

校訓「自主・自律・創造」のマインドセットは、学校内外の様々な体験活動や学びを通して、先輩・後輩や同級生、友達、教職員、地域や外部の大人、海外の学生など、多くのかかわりの中で培われます。自分への理解を深め、自主性、自律心、創造性を高め、自分の心を燃やす原動力は何か、を大宮北高の3年間で見つけてください。そして、何事にもあきらめることなく、やり抜く態度、高い志をもって、自らの進路実現に活かしてほしいと願っています。

 

令和6年4月 校長 根岸君和

校長メッセージ