SSH 2026.10.07

SSHインドネシアサイエンス研修2026 Day3

2026年10月7日(水)

3日目は、インドネシアのペトラアシティア高校において、サイエンスをテーマとして国際交流授業を実施しました。連携を開始してから数年になるインドネシアですが、お互いの文化を理解することは連携の重要な行程です。簡単に紹介し合ってから交流を実施しました。

 

今回のテーマは「人間の生活を本当の意味で豊かにするAIとは何か」です。AIは身近で使われるようになり、さまざまなタイプのAIが人間の生活に寄り添い始めています。両国の生徒たちが協力しながらアイデアを出し、AIの現在地と未来の可能性、そして人間自身の価値について深く探究する貴重な時間となりました。

現状のAIがどのように社会問題を解決しているかという前向きな成果を確認する一方で、AIの急速な普及に伴って生じる倫理的・社会的な課題についても議論を行いました。今回の引率者の中には社会科の教員が含まれているため、AIという最先端科学技術に社会的課題を掛け合わせ、単純なAIの活用ではなくAIとの共存を目指すようなより深いテーマで議論をすることができました。

 

また、作業の効率やクオリティの面で人間がAIに及ばなくなる未来を見据え、そのような世界で「人間はどのようなことに達成感を感じるのか」「人間だからこそ生み出せる価値とは何か」という本質的な問いと向き合いました。科学技術の発展が人間の生活を便利にする一方で、人間が存在する意味とは何だろうかということについても考える時間となりました。

最後には対話を通じて深めた視点を踏まえ、各グループが「人間の豊かな暮らしを支える新しいAI」のアイデアを考案し、発表を行いました。
生徒たちからは、現状の地図アプリをさらに発展させ、身体に不自由がある方の状況やニーズに合わせて移動の障害となる情報をリアルタイムで教えてくれるAIなど、実用的で思いやりにあふれたアイデアが発表されました。

国境を越えて意見や考えを交わした時間は、有意義なものでした。AI時代を共に歩んでいく生徒たちにとって、今回の貴重な経験をきっかけに、みんながどんな未来を描いていくのか、これからの姿が楽しみです。

 

最後に、本校が各国をつないで実施しているAQUAPONICSプログラムのシステムを少しだけ見ることができました。これは国際共同研究のテーマであり、さらに発展をさせていきたいと考えている内容です。インドネシアが組み上げたシステムを直接見ることができたので、引き続き情報交換しながら研究を続けていきたいと思います。

 

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