SSHインドネシアサイエンス研修2026 Day1&2
2026年10月5日(月)&6日(火)
SSH指定校として海外サイエンス研修を実施しています。インドへの派遣チームとインドネシアへの派遣チームが同日程で研修をしています。今年度のハワイサイエンス研修はすでに実施済みですが、今後海外連携校との共同研究を深めていくにあたり、同日程での研修は挑戦です。現地どうしを直接つなぎ、本校が中心となって共同研究の推進を図っています。安全に気を付けながら両国におけるプログラムを進めていきたいと思います。
1日目はほとんど時間を移動に使いました。連携校があるインドネシアのスラバヤへの直行便がないため、今回はシンガポールを経由してインドネシアへ向かいました。
乗り継ぎの関係から時間を有効に活用するため、2日目の午前はシンガポールのセントーサ島にある「シー・アクアリウム(S.E.A. Aquarium / オーシャナリウム)」を見学しました。
日本の水族館とは展示されている生物の種類が異なるだけでなく、見せ方にも多くの工夫が凝らされていました。例えば、毒を持つ魚の分類をタッチパネルで直感的に体験できるインタラクティブな工夫や、普段は見られない施設内の研究スペースが公開されている点などです。これにより、単なる観賞にとどまらず、研究者の役割やその社会的な意義についても深く学ぶことができました。
また、人間活動が生態系へ与える影響や、生物の構造を科学技術に応用する取り組みについて、以下のような多様な知見を得ることができました。
◼️地球温暖化と環境問題
海水温の上昇によってクラゲが大量発生し、海の生態系バランスを崩している現状や、ウミガメなどの海洋生物がプラスチックゴミ(ビニール袋)をクラゲと誤認して誤飲してしまう深刻な海洋汚染問題を実感しました。
◼️宇宙科学での研究
低重力環境下でクラゲがどのように成長・行動するかといった、宇宙科学領域におけるユニークな実験・研究の試みについても知ることができました。
◼️海洋生物の生態的役割
頂点捕食者であるサメは、魚類の生息数を適正に保つことで海洋生態系のバランスを維持するという、極めて重要な役割を果たしていることを再認識しました。
◼️バイオミミクリー(生物模倣技術)への応用
サメの皮膚構造は、乗り物の空気抵抗・流体抵抗を減らす技術に応用されているほか、藻類やフジツボの付着を防ぐ特有の肌構造は、学校や病院、公共施設などで活用されている「抗菌フィルム」の開発にも活かされています。
生物の美しさを伝えるだけでなく、生態系保護の重要性やバイオミミクリーといった科学技術との繋がりまでを包括的に学べる、非常に学びの多い有意義な展示体験となりました。










