かわはくフィールドワークを実施しました
かわはくフィールドワークを実施しました
6月19日(金)、埼玉県立川の博物館にて1年生の希望者を対象としたフィールドワークを行いました。10時に博物館に集合して簡単なガイダンスを行った後、はじめに博物館の屋上展望台に上がり、実際の荒川と博物館裏の斜面林、周辺の河川地形について、事前学習でもお世話になった学芸員の藤田先生から詳しく解説していただきました。その後、博物館内の施設を自由見学させていただき、改めてかわはくが誇る日本一の大模型「荒川大模型173」の前に集合して、荒川の源流(甲武信岳)から河口(東京湾)までの流れと本流沿いの地形や治水・利水施設について、精巧なジオラマ模型を用いて解説していただきました。事前学習で教えていただいた大まかな河川地形についての内容を、実際に模型の間を歩きながら確認することで、より理解を深めることができました。中でも秩父山地から秩父盆地の河岸段丘の様子は、模型からも非常にわかりやすく観察することができ、生徒にとっても身近な荒川の源流での姿について学ぶ良い機会となりました。
昼食後は、実際に博物館前の荒川本流へ行き、水生生物の採集を行いました。当初は雨の予報で前日にも降雨があったため、増水している可能性がありましたが、幸い実習当日は天候にも恵まれて無事に本流での実習を行うことができました。生徒たちはグループごとにたも網とバケツを持ち、時間いっぱい夢中で水生生物を採集していました。採集中に所々であがる歓声からも、このフィールドワークに参加した生徒たちの水生生物への興味関心の高さが感じられました。今回の実習では1時間程度の採集で魚類6種(オイカワ・ヒガシシマドジョウなど)、カエル2種(絶滅危惧種のニホンアカガエル含む)、水生昆虫11種(ヤゴ類・カワゲラ類・ヒゲナガカワトビケラ類・モンカゲロウ類など)、その他7種(アメリカツノウズムシ・イシビル類・カワリヌマエビなど)が確認できました。採集後は、藤田先生指導の下、その場で種の同定と観察を簡単に行い、生き物たちは原則すべて元の場所にリリースしました。また、水生昆虫類の一部は博物館の実習室に持ち帰り、図鑑等を用いながら形態等を詳しく観察しました。実習室では種の同定だけでなく、アルコール標本を作製したり、実体顕微鏡を用いてカワリヌマエビの卵やアメリカツノウズムシの顔を詳しく観察するなど、生徒それぞれの興味関心に基づいた実習を行いました。最後にグループごとに採集できた水生生物の名前を発表し、全体共有を行いました。
今回のフィールドワークで学んだことや、実際に体験することで得た技術を、7月に行う小学生向けアウトリーチに活かしていきたいと思います。アウトリーチ活動では、今度は生徒たちが主体となり、かわはく周辺の生物相と比較しながら、学校周辺の水生生物を小学生と一緒に観察していく予定です。















