SSH福島フィールドワーク を実施しました
「SSH福島フィールドワーク」 を実施しました。
本校では2011年3月に発生した東日本大震災および福島原発事故の影響を受けた福島県東部(浜通り地区)における現状の分析・問題解決に必要な技術革新や社会への取り組みを考えることを目的とした実践として「福島復興探究学」を実施しています。また、今年度も「福島復興探究学」の一環として、「SSH福島フィールドワーク」を実施しました。
フィールドワークに先立ち、資源エネルギー庁から渋谷晃司様をお招きし、「東京電⼒福島第⼀原⼦⼒発電所の廃炉とALPS処理⽔の処分について」というテーマで事前学習を行いました。この事前学習では、福島第一原子力発電所の廃炉やALPS処理水、燃料デブリに対する国の方針,政策について学習することができました。高校1年生は、震災当時の年齢が1,2才ということもあり記憶のない生徒がほとんどです。本学習を通して、東日本大震災による福島第一原子力発電所の事故がなぜ起きてしまったのか、理解を深めることができました。また、どのような問題点があり、現在に至っているかについても学ぶことができました。高校生世代が当事者として考えていくことが大切であると考えています。
現地でのフィールドワークでは富岡町役場,東日本大震災原子力災害伝承館にて現地の方の話を聞き、東京電力廃炉資料館,福島第一原子力発電所にて東京電力の方の声を聞きました。最後に福島県立ふたば未来学園を訪問し現地の同世代の高校生と「復興の定義とは」「地域が違う高校生がつながる意味とは」「地域に人が戻ってくる仕組み」についてディスカッションを行い、様々な立場から、考えを深めることができました。今後も連携を深めていきたいと思います。
今後は事後学習として復興庁の出前授業、さいたま市立大宮国際中等教育学校との意見交換等を予定しています。





